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防御は最高の攻撃

昨日子どものスポーツ系の習い事に見学にいった時の出来事。(久々に行った)

私が一番のりで、読書してたら、二組の母親が入ってきた。
(二階窓・ガラス張り から見学できるの)
一人は下のお子さんをつれていた。

子連れのお母さんは腰を落ち着けたとたん
「この前のことですけど、第三者(スタッフ)に入ってもらって話合いをしたい」
というと、片一方の母親(少し年配)は、
「(キッ!)どうしてでしょうか?」な〜んて言っちゃって、
メラメラ・険悪バトルムードになった。(きゃー)



私は、いつも誰ともあんまりお喋りせず本を読んで過ごすのが多くて、
親しい人もいない。しかたなく、黙って聞いていた。

子連れA母「この前、うちの子が失礼な発言をしたけど、あなたも
     こちらに対してとんでもないことをした」
年上のB母「だって、あなたのお子さんがうちの子どもの
     プレー(階下でやってる)を見て『死ね』といったじゃないですか。」
A母「それはこの前あやまったじゃないですか。でもうちの子にむかって『やかましいし、
     小学校3年ならわきまえられるでしょ』とおっしゃいましたが、うちの子は
     ちょっと障害があるんです。そんなことは、子どもではなく親に言って下さい」

とかいうことで、はあ・・・お互いの揚げ足とり(私からみたら)、20分以上やってたかな。
「下の子どもが言った事は悪いが、注意のしかたが悪かった」
結局、ということで、年配母が折れた形で区切り。やれやれ。
「感情的にならないで話しましょうよおおお」とお互い何度も叫んどったぞ(オイ!)

入会前に見学に来ていたこのA母親子は覚えている。
そん時に二人でしていた会話に違和感覚えている。
年配のB母は、いわゆる常識のある教育熱心な母親って感じで、
でも、私はなんだか息苦しくて、実は倦厭していた(だからいつも読書モード)

起こるべくして起こった感じ・・・だったのだ。
私からみたら、「自分の子どもが公衆の面前でけなされた」という怒りと
「なんで正しいことをしたのに、逆ギレすんのよ」というバトルに聞こえた。
二人とも、周囲の人の意見を持ち出して「自分の正当性」を訴えていて。

まったく同じレメディー同志の人間達の葛藤と
(例えば、親子で同じレメディーとか)
一見まったく違うテーマのレメディー同志の共存とか
(Lyc.とPuls.とか)ありますけど、
みんな、「ある何か」に共鳴しているのですね。

このお母さん達はお互い「相手にけなされた」ことでバトルしている。
「傷ついたじゃない!!!」とも言っていいかな。
でもお二人とも「あること」に関して反応の仕方が違う。感じ方が違う。

客観的にみたら、お互いの敏感なところ、自分の傾向を認識できる
いいチャンスなのにな〜感情の水掛け論になっちまっていて、残念じゃ。
ま。バトルしながら、それを感じるのは無理よね。

このお二人が、それぞれセッションにこられたら、どうおっしゃるのか、想像したりして。
で、ホメオパスの仕事は、事象の善悪ではなく、その人の感受性を見ないといけない。
ありのままにみるって、本当に難しいことと言われるけど、
その人のストーリーを聴きながら、批判するのでもなく、同調するのでもなく、
「そうなんだ」とおもえることなんだ。と、お二人のバトルをみて思った。

でもね、ただ一つ、そんなバトルを聞かされていた男の子が不憫だった。
そうやって、特に母親のエネルギーに巻き込まれながら、子どもって
自分を形成していくのだな、と思った。
これって・・・かなり・・・怖いことだ。
教育はやはりかなり覚悟してやんなきゃ。

このバトルを子どもに聞かせたお母さん、その後子どもの元に戻って、
そしてずっとその子どもの頭を撫で続け、その子に頬をすり寄せているお母さん、
裁いちゃいけないけど、その光景に、私は、ぞっとした。

なんでもホメオパシーやシュタイナーに結びつけて考える癖のある私ですけど、
あんたがた、視野が狭いんとちゃう?って。
そのことを、糧にして育児してほしい、と願うぞ。
傍観するしかなかった私が言うな〜ってm(_ _)m
(ここではやめて下さい、とか、子どもさんの前でしないで、とか言えただろうに)

もう一つ発展させてみたらね・・・
最近の私のまわりでも、これに似たエネルギーに出会う。
その人達の問題ではなく、それに出会った私自身の問題として受け止めたい。

あるインデアンの格言「雪が降ったのも私の責任だ」
by miroku-ai | 2007-05-17 17:23 | ホメオパシー


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