人気ブログランキング | 話題のタグを見る

プルービングの物質

今回のプルービングですが、
なにか思い当たるものはありましたか?
難しかったかなあ。
セミナー参加者や、プルーバーももちろん“なにか”は知らされないで
プルービングのシェアリングは行われるわけです。
シェアの後ちょっとお楽しみ的に「原物質を当てよう(?)投票」が行われます。

それでも、原物質を当てた方がいらっしゃいました。
私ともう一人のオブザーバーを担当してくださった方がただ一人ビンゴでした。
ひゃー、すごい洞察ですね。そのレメディーの物質は・・・




プルービングの物質_d0090637_23305036.jpg

クマゼミ:Cryptotympana fucialis。

発表を聞いて、軽いショックでした(笑)。「私、数週間セミやったんやあ」Σ( ̄ε ̄;|||・・・

lac(乳)に代表されるほ乳類は「群れ」というissueが表れます。
ほ乳類はのチームワーク、グループとして、補食する側もされる側も
大事な要素としてプルービングでは記録されていますし、
それを必要とする患者さんも「群れ」は重要な核心となります。
(アニマルだとしたら、サブキングダムの決めてとなってきます)

対して、セミのような群れはほ乳類と違って、群れているが
個と個の関係はあまり重要でない、ということです。
だから、私はとにかく、群れへの嫌悪がひどく、自分はどこかおかしいのでは?と
感じていたくらい、「群れ」のこの感覚がプルービングの影響だったとはねえ。

まだ、これから、プルーバーの経験したことを、まとめていく作業をしていきます。
(つまり、レパートリーやマテリアメディカの情報のようにセクションごとに
整理する)大変な作業です。
そうやって初めてこのレメディー像が確立されます。

前回の投稿を読んで、セミが表現されているってわかりますかね?
私の適当なまとめなので、不正確かもしれないですが、
ほ乳類ではなく羽のあるアニマルレメディー、ということはおわかり頂けたと思います。

何人かのプルーバー情報を集めると、あたかも一人の人間の特徴のようになるんです。
一人一人てんでばらばらなようでいて、「一つ」の質に貫かれているんです。
もちろんプルービング期間中はプルーバー達はお互いあまり接触しないように注意します。
しかし、そうやっても、それぞれの経験を集約すると、よく似た情報が得られるんです。
不思議ですよね。(本当は、すごく当たり前のことですが)
プルービングprovingはproveする、つまり証明するという意味ですが
プルーバーの心身を通して物質の本質を証明していることなんですね。
健康な人にあるレメディーを投与して、そのレメディーが起こすことをを記録する。
これがホメオパシーは空論でも推論でもなく、実証主義といわれる所です。

プルービングを経験すると、真に健康になっていくといわれます。
その理由は、「自分を見つめる作業である」からです。
今回のプルービング体験で私もそう考えます。
プルービングしてみて、変化した部分としない部分を認識する作業をしています。
経験前と後で、自分自身の傾向がより深くわかりました。

クマセミのレメディーは、もう一年近く前から用意されていたようです。
今年はセミがケーブルを古枝と間違って産卵、クマゼミの大発生(特に大阪)とか
セミの話題が多かった。こんな年にセミレメディーのプルービングというシンクロも
不思議。アメリカでは、17年、13年セミとかいって、大集団発生したとか。
(今年の新聞でセミが素数を利用してサバイバルに使っているという記事を読んで驚いた)
なんだかこういった目に見えないなにかの力が働いていると知ると宇宙の叡智
を感じる。すべては繋がっている・・・って。

とにかく、プルービングがいったん終わり、文字通り「憑きものが落ちた」ように
精神状態はよくなった。ただ、治っていた湿疹がレメディーの影響かどうか不明だけど
ぶり返していて、困ったな〜(*セミの殻は漢方では痒みに効くという)
そのうち消滅するだろけれど。

このクマゼミのレメディー、Cryptotympana facialiとしてHeliosで販売してます。
一回目のプルービングの原物質Lentinula edodes(シイタケ)も発見しましたよ。
日本のレメディーが世界のどこかで役に立つって、すごいことだよね。
by miroku-ai | 2007-08-24 23:15 | ホメオパシー


<< 虹の彼方に〜Over the ... プルービング体験 >>